昨今にわかに盛り上がりを見せているのが、ゲームのプレイを想定したポータブルゲーミングPCだ。あらゆる場所で手軽にPCゲームをプレイできるのが最大の魅力で、なかには一般的なゲーミングPCより手頃な製品もあるため、予算が限られるゲーマーにとっても注目したい存在と言える。
2016年の初代GPD WIN銭形 スロット 狙い 目あたりがポータブルゲーミングPCの黎明期と言えるが、2021年のSteam Deck発表以降は追従する製品も増えた。直近ではより高性能なROG AllyやONEXPLAYER 2 Proといったデバイスが銭形 スロット 狙い 目するなど、徐々に認知を広げつつある。CPUやグラフィックスプロセッサの高性能化と、それにともなう小型化がすすんだこともあり、実用性の高いポータブルPCが誕生しやすくなっているわけだ。
2023年11月10日には有機EL(OLED)液晶を搭載したSteam Deckの新モデルが発表されるなど、まだまだ市場の熱は冷めやらない様子。この記事では、現在販売中、あるいは発売が予定されている注目のポータブルゲーミングPCを5機種に絞って紹介しよう。製品選びの参考になれば幸いだ。
ポータブルゲーミングPCまとめ2023
パチンコ ボーダー 甘い 台
従来のSteam DeckにHDR対応の有機ELを搭載し、そのほかさまざまな改良を加えたSteam Deckの決定版とも言えるモデルで11月16日発売予定だ。
スペックとしてはCPUやグラフィックス性能自体は据え置き。ただ、バッテリー駆動時間30~50%の長時間化、ファンの大型化による冷却力アップ、Wi-Fi 6Eモジュール搭載による通信の高速化、端末の重さが約640gで液晶モデルから約5%の削減などあらゆる面で取り回しが向上。ストレージ容量は512GB/1TBモデルをラインアップしており、こちらも従来モデルから最大容量が増えている。
もともとゲーム描画のパフォーマンスはそこまで高いわけではなく、画面解像度が1280×800ドットと抑えめだが『 サイバーパンク2077 』などの人気タイトルも問題なく動作可能。
価格は512GBモデルが84800円[税込]、1TBモデルが99800円[税込]と10万円を切るモデルが用意されているため、ポータブルゲーミングPCとしては比較的購入しやすいほうではある。
注意すべき点としては、Steamで販売されているすべてのタイトルがSteam Deck上での動作に対応しているわけではないこと。OSが独自のSteamOS 3.0であり、Windowsにて動作させるためには、microSDカードにOSをインストールしてデュアルブート化するといった面倒な手順を踏まなければならない。対応タイトルについてはSteamのストアページなどから確認できるため、プレイしたいゲームがあれば事前にチェックしておくといいだろう。
基本スペック
- ディスプレイ:7.4型、1280×800、90Hz、1000nits
- CPU:AMD APU(Zen2、2コア/4スレッド、最大3.5GHz)
- メモリ:16GB LPDDR5-6400
- ストレージ:512GB/1TB NVMe SSD
- バッテリー容量:50Whr
- サイズ:298x 117x50mm
- 重さ:約640g
- OS:SteamOS 3.0
- 価格:84800円[税込](512GBモデル)、99800円[税込](1TBモデル)
- 公式サイト
バイオ ハザード 7 レジデント イービル スロット
ノートPCや自作PC向けパーツ、スマートフォンなどでも斬新なプロダクトを数多くリリースしてきたASUSの7インチポータブルゲーミングPC。OSにはWindows 11 Homeを搭載しており、ゲーム機だけでなくモバイルPCとしても活用できる。本体のコントローラー、あるいはタッチスクリーンを使った操作が可能だ。
画面解像度はフルHD(1920×1080ドット)、リフレッシュレートは120Hz。ポータブルゲーミングPCとしてはスペック的にも高性能路線のため、なめらかかつ美麗な画面でゲームをプレイしやすいのが特徴。ゲームライブラリや本体設定の変更を手軽に行える独自ランチャー“Armoury Crate SE”なども用意されているほか、電源ボタンにWindows Hello対応の指紋認証リーダーを備えるなど、細かな配慮があるのもうれしい。
CPU/GPU周りのスペックを抑えた下位モデルRC71L-Z1512もラインアップされており、こちらも選択肢にはなるが、上位モデルとはゲームのフレームレートに小さくない差が生まれる。快適さを求めるなら上位モデルがおすすめだ。
基本スペック
- ディスプレイ:7型、1920×1080、120Hz
- CPU:Ryzen Z1 Extreme(8コア/16スレッド、最大5.1GHz)
- メモリ:16GB LPDDR5-6400
- ストレージ:512GB NVMe SSD
- バッテリー容量:40Whr
- サイズ:280.0×111.38×21.22~32.43mm
- 重さ:約608g
- OS:Windows 11 Home
- 価格:10万9800円[税込]
- 公式サイト
ONEXPLAYER 2 Pro
8.4インチ、2560×1600ドットの液晶ディスプレイを採用するやや大型のモデル。Zen 4世代の8コア/16スレッドCPU“Ryzen 7 7840U”を搭載しており、ゲーム描画のパフォーマンスはROG Ally上位モデルと同等か若干上といったところ。メモリやストレージ容量も、この手の製品としてはかなりリッチな部類に入ることから、スペック上ではトップクラスの製品と言える。ポータブル機でも迫力ある画面でゲームをプレイしたいユーザー向きだ。
Nintendo Switchのようにコントローラーが着脱可能。ワイヤレスジョイスティックコネクターにセットすれば、無線コントローラーとして遠隔で操作できる。専用キーボードを使えばいわゆるUMPC(超小型ノートパソコン)のようにも扱え、縦持ちしてスタイラスペンを用意すればタブレットのようにも利用できるなど、拡張性の高さも本製品の大きな魅力と言える。
そのぶん価格はメモリ32GB/ストレージ1TBモデルで178000円からとややお高め。ホビーユースでさまざまな使いかたをしたい人にはよくマッチするだろう。
基本スペック
- ディスプレイ:8.4型、2560×1600、60Hz
- CPU:Ryzen 7 7840U(8コア/16スレッド、最大5.1GHz)
- メモリ:32GB LPDDR5X-7500
- ストレージ:1TB/2TB NVMe SSD
- バッテリー容量:65.5Whr、17100mAh
- サイズ:310×127×23~40mm
- 重さ:約709g
- OS:Windows 11 Home
- 価格:178000円[税込](1TBモデル)、188000円[税込](2TBモデル)
- 公式サイト
GPD WIN Mini
2023年12月下旬に販売開始を予定している、ポータブルゲーミングPCのパイオニアとも言えるGPD WINシリーズの最新モデル。上位モデルはCPUに“Ryzen 7 7840U”を搭載する高性能志向の製品だが、こちらはディスプレイサイズが7インチ、なおかつ折りたためるクラムシェル型を採用。本体重量約520gと、ほかのポータブルゲーミングPCを大きく突き放す軽さだ。“Mini”の名を冠する通り、本体が極めてコンパクトにまとまっているのがポイントだ。
QWERTYの物理キーボードを搭載しており、ゲーム向けのボタンやスティック類はキーボード上部に配置されている。コンパクトさは犠牲になるが、ゲームプレイ時は専用グリップを背面に装着することで操作性が向上する。実際の画面のなめらかさはプレイするゲームタイトルにもよるが、ディスプレイのリフレッシュレートが120Hzと高めであることにも注目したい。
ラインアップは合計4モデルと比較的幅広いスペックを用意し、最上位モデルは64GBものメインメモリを搭載可能となっている。同じ高級路線でもONEXPLAYER 2 Proとは製品のスタイルが大きく異なるため、どちらを選ぶかは悩ましいところだろう。
基本スペック
- ディスプレイ:7型、1920×1080、120Hz、500nit
- CPU:Ryzen 5 7640U(6コア/12スレッド、最大4.9GHz)、Ryzen 7 7840U(8コア/16スレッド、最大5.1GHz)
- メモリ:16GB/32GB/64GB LPDDR5-6400
- ストレージ:512GB/2TB NVMe SSD
- バッテリー容量:44.24Whr
- サイズ:168×109×26mm
- 重さ:約520g
- OS:Windows 11 Home
- 価格:123000円[税込](Ryzen 5 7640U/16GB/512GBモデル)、142800円[税込](Ryzen 7 7840U/32GB/512GBモデル)、165000円[税込](Ryzen 7 7840U/32GB/2TBモデル)、192400円[税込](Ryzen 7 7840U/64GB/2TBモデル)
- 公式サイト
オーイズミ スロット
有機ELモデルとあわせて、これまで販売されていた液晶モデル(LCD)も256GBのみ販売予定。価格は79800円から59800円と大幅に値下げされている。もともとコストパフォーマンスの高さが大きなウリだったが、新モデルの銭形 スロット 狙い 目により、さらにお手頃でお得な存在になったわけだ。CPUやグラフィックス周りのパフォーマンスは新型と同等なため、あくまでゲーム描画性能にフォーカスするのであればこちらを購入してもまったく問題ない。
ほかのポータブルゲーミングPCとのハードウェア的な違いは、ハプティクスフィードバック付きの角型トラックパッドをふたつ、キー割り当てが可能な背面ボタンを4つ備える点。単純に操作できるボタン類が多いため、自分なりのカスタマイズを楽しみやすいのは本製品の魅力。一応、別売のドッキングステーションを活用すれば高解像度な外部ディスプレイへの接続なども可能にはなるが、もともとのCPU/GPUパワーがそこまで高くないため、より高性能なポータブル機ほどの適正はない。
基本スペック
- ディスプレイ:7型、1280×800、60Hz、400nits
- CPU:AMD APU(Zen2、2コア/4スレッド、最大3.5GHz)
- メモリ:16GB LPDDR5-5500
- ストレージ:256GB NVMe SSD
- バッテリー容量:40Whr
- サイズ:298×117×49mm
- 重さ:約669g
- OS:SteamOS 3.0
- 価格:59800円[税込]
- 公式サイト